アラサーになると、恋愛に慎重になる反面、次の恋で結婚まで漕ぎつけないとという焦りや不安から、とにかく出会いを増やそうとしますよね。
そして、たくさんの人と出会えば出会うほど、自分の好みや相性が分からなくなってしまうことがあります。
そんな時に頼りたくなるのが、直感。
でも、世間では直感は大事と言うけど、実際なにが直感なのかは意外と曖昧。
そこで今回は、私の過去の出会いや恋愛経験から導き出した、恋愛における「信じるべき直感」と「疑うべき直感」について書いてみようと思います。
ちなみに、直感以前にそもそも恋愛の仕方が分からない人や、どんな人が好きなのか分からない人は、こちらの記事も参考にしてみてください。▼▼▼
恋愛ができない30代。女性が恋愛の仕方を忘れた時にすべきこと
そもそも直感って何?
まず、直感ってなんなの?って人もいると思うので、直感について簡単に説明します。
【直感】 《名・ス他》
理性を働かすというより、感覚的にただちにとらえること。
すなわち、考えや思考では説明できない何かを一瞬で感じる感覚のことです。
恋愛でいうと、
- ビビビときた
- 雷に打たれたような感覚
- 他の人とは違うものを感じた
などでしょうか。
しかし、残念ながら、直感は良いものばかりではありません。良い時に感じる直感もあれば、悪い時に感じる直感もあるのです。
悪い時に感じる直感は、ゾワっとしたり、違和感を感じたり、なんか近づきたくないと感じたりします。
では、恋愛においてどの直感を信じればいいかと言うと、それは、悪い時に感じる直感を信じた方が正しい判断に繋がることが多いのです。
疑うべき直感▶︎浮かれてる時の直感の半分は思い込み
ではなぜ、恋愛では悪い時に感じる直感を信じた方が良いのか。
それは、良い時に感じる直感が、都合の良い思い込みと区別がつかなくなっていることが多いからです。
どういうことかと言うと、
女性って恋愛をすると、ほとんどの人が嬉しくて幸せを感じて舞い上がるので、色んなものをニュートラルに見れなくなってしまうんです。もちろん私もです。
そして、そんな風に浮かれてしまうと、何か不利益なことが起きても自分の都合のいいように解釈してしまうんです。
例えば、想像してみてください。
コンパでドストライクの男性に出会って、連絡先もゲットしてLINEのやりとりもいい感じに続いて、相性の良さも感じる相手がいるとします。
その後、何度かデートして、趣味も合うし、自分を出せるし、何より一緒にいて楽しい!
相手もまんざらじゃなさそうだから、もしかしたらこのままゴールインできるかも!
なんて流れになります。
しかし、事件は起きます。
あなたは相手の男性が既婚者だと知ってしまうのです。
(デタ、既婚者。)
そして、彼はこう言います。
「嫁とは別れるから、俺と付き合ってほしい。」
(既婚者遊び人の決め台詞。)
もう世界の7割くらいの既婚者が一度は言ったことあるんじゃないの?ってくらい良く聞く名台詞です。
ちなみに一応言っておきますが、この一言、絶対に信用したらダメですよ、絶対に。残念ながら、こう言う人は500%離婚しないので。不倫については近々書きます。
さて、もとい。
ここで質問です。
この状況、あなたならどうしますか?
恐らく、もうこの時点で、ほとんどの人は後に引けなくなっているはず。なぜなら、相手のことを知って、いい人だと思って、かなりゴッソリ感情を持ってかれてるからです。
あなたはトキメキマックスな出会いをして、最高にいい波に乗り、もうゴールの紐が10メートル先に見えていて、あとは全力でゴールインするだけ!
だ っ た の に 、
状況は一変、究極の選択をしなければいけなくなりました。
トキメキマックスな既婚者と付き合う vs Back to the 泥沼婚活市場
そこに相手の一言がこだまします。
「離婚するから付き合ってくれ。」
「離婚するから付き合ってくれ。」
「離婚するから付き合ってくれ。」
あなたは路頭に迷います。
こんなこと誰にも相談できない、相談しても否定されるに決まってる。でも彼はいい人だし、何より私たち相性抜群なのに…。障害は離婚だけ、でも不倫になっちゃう、どうしよう。。。
もう八方塞がりです。
そこで満を持して直感の登場です!
- 出会ってから今日までずっと何か特別なもの感じてた!
- これって運命かもしれない。
- 既婚者だけどきっと彼は私のこと必要としてる!
と。
もうこの時点でツッコミどころ満載なんですが、こうなっちゃうんですよね。
長いストーリーになりましたが、もう気づきましたか?
良い時に感じる直感は、都合の良い思い込みと区別がつかなくなっていることが多い
ということに。
都合の良い思い込みとは、まさにこのことです。
めっちゃハッピーな出だしから一転、あなたの目の前には最悪の事実が発覚した、
に も か か わ ら ず 、
あなたはそれを直視できずに、よかった頃の幸福感を運命や直感にすり替えて、都合よく思い込んでしまうのです。
これが、直感に見せかけた都合の良い思い込みのカラクリです。
他にもありますよね、
- ドラマチックな出会い方をしたとき
- 「彼こそ結婚相手だ」と出会うたびにときめく
- 度重なる偶然の二人きりの時間に運命感じる
- 頻繁に目が合って何かあるかもと思う
などなど、残念ながら、良い直感だと思っていることほど、あなたの思い込みである可能性は高いのです。
もちろん思い込みじゃないこともあります。
好意を視線で送ってくれる人もいるし、度重なる二人きりの時間に相手も運命感じてるかもしれないし。
でも、女性の妄想癖は前にも書きましたが、時々行きすぎることが多いのです。
▼参考▼
「恋愛って難しい!」30代女性の悩みを簡単に解決する方法
なので、あなたが森羅万象を独断と偏見なく、ニュートラルに捉えることができるというなら、幸せな直感を信じていいと思います。
がしかし、感情をコントロールするってそんなに簡単なことではないので、高揚感やドラマチックさに一喜一憂しがちな人は、あまり当てにしないことをお勧めします。
信じるべき直感▶︎ゾワっとする直感こそ当たる
では逆に、信じていい直感は何かと言うと、これです。
ゾワっとする様な違和感、何か良くない気がする、負のオーラを感じる、など、直感的にこの様な感覚を覚えたなら、信じた方が良いでしょう。
なぜなら、動物には危険を回避する能力が備わっているので、瞬間的に感じる負のエネルギーや違和感は、あながち外れていなくて、関わらない方がいいというサインであることがほとんどだからです。
これが恋愛で発動するとどうなるかというと、
さっきの既婚者の例えなら、出会った時点で「なんか話がうますぎる」と感じたり、LINEやデートをする中でも「なんか女性との接し方に余裕ありすぎじゃない?」とか「一人暮らし男子の割にシャツとか靴の手入れ行き届きすぎじゃない?」と、違和感を感じるのです。
それは、警戒心に訴えかけるような何かです。
が、しかし。
ここにもトリックが隠されていて、せっかくあなたの直感が、ゾワっというサインでもって危険を察知してくれたのに、考えるのが大好きな想像力溢れる脳が、あれこれ言い訳をつくって、直感を掻き消してしまうのです。
要するに恋愛でいうと、あまりにも高条件の人に出会うと、それを逃したくないという気持ちが強くなって、直感で感じた違和感をまるで無かったかのように、きれいさっぱり思考で上書きしてしまうのです。
例えばこんな風に。
- いつも笑顔だし悪いことする人には見えない
- 清潔感もあって几帳面だから真面目そう
- 気前も良いし女性として扱ってくれる
- 優しい言葉をいっぱいかけてくれる
- 自分の生い立ちとか家族の話もしてくれる
- まめに連絡もしてくれる
と、
いい部分をあげつらって、あなたの理想の流れに当てはめようとするのです。
でもこれ、デキる営業マンなら、ほぼ当たり前に誰でも心得ていることなんですよ。
言い方を変えると、
あなただけにしているのではなくて、誰にでもしてしまう彼らの習慣及び習性です。
これがデキる人がダメと言ってるんじゃありません。むしろ人としては素晴らしいことだと思います。でも習慣なんです。
だから、こんな表面的なことを理由に、あなたの直感がかき消されてはならないのです。
仮にもし、あなたの恋愛経験の中では特別なことだったとしても、それがすなわち、彼らにとっても同じように特別なこととは限らないのですから。
とは言え、それだけを理由にいい出会いを棒に振るのは勿体無いので、頭の片隅に意識しながら相手との時間を過ごしてみてください。
あなたの直感は、彼らの表面的な行動の裏に隠されている何かを察知するのです。
その直感は信じるべきです。
終わりに
直感って、思った以上にトリッキーですよね。
でも実際は、恋愛だけでなく、生きることにおいても、とても大事な要素です。
良い時に感じる直感は、少し慎重になった方がいいけど、直感を感じること自体は大切なスキルなので、ぜひやめたりしないでくださいね。
そして、受け入れたくない時もあると思いますが、警戒心からくる直感は本当に大切なことを伝えている場合が多いので、こちらも思考で隠そうとせず、じっくり感じ取ってみてください。
直感はあなたを救います。